マシニング加工における着脱ロボットの紹介
袴田製作所にはマシニング加工の着脱ロボットが3台あります。
朝でも昼でも夜でもセットすればエラーが出るかターレットのワークが無くなるまで着脱を繰り返します。
見てても飽きない不思議な魅力と存在感があります。
脱着ロボットのメリットとデメリットと本音をポロリ
脱着ロボット(または自動ハンドリングロボット)は製造業界において広く活用されています。その理由は、さまざまなメリットをもたらす一方で、一部のデメリットも存在するからです。本記事では、脱着ロボットのメリットとデメリットについて今流行りのChatGTPに解説してもらいます。
メリット
自動化と生産性の向上
脱着ロボットは製品や部品の自動的な脱着作業を担当します。これにより、作業効率が向上し、生産性が高まります。人手に比べてより迅速かつ一貫した作業が可能です。
作業内容にもよりますが、脱着に関しては人の手の方が早いです。
夜の無人タイムを考慮するとエラーが無けれ脱着ロボットの方が多く生産出来ます。
作業者の安全性向上
脱着作業はしばしば重い、繊細な、または危険な作業に関わることがあります。脱着ロボットの使用により、人間の作業者の負担を軽減し、作業中のけがや労働災害のリスクを低減することができます。
確かに脱着時の危険は軽減されます。
問題はロボットに近付かない様に、また作業者が安易に近づけない様にする事です。
弊社ではロボット導入から今日に至るまでロボットでケガをしたという報告はありません。
高い精度と一貫性
脱着ロボットはプログラムに基づいて作業を行いますので、高い精度と一貫性が確保されます。これにより、製品の品質を向上させることができます。
機械とロボットがアンカー等で固定されていないと微振動によりロボット側で記憶している座標がズレる為、定期的にロボットの座標値を見直す必要があります。
ちなみにロボットの名目繰り返し精度は±0.05だそうです。
柔軟性と拡張性
脱着ロボットはさまざまな製品や部品に対応するための柔軟性があります。必要に応じてプログラムを変更することで、異なる製品や作業に適応できます。また、生産ラインの拡張や変更に対しても比較的容易に対応できます。
どの程度の範囲を容易とするのかは定かではありませんが、それなりに変更するのは大変です。
デメリット
高い導入コスト
脱着ロボットは導入に高いコストがかかる場合があります。ロボット自体の購入コストやシステムの設置およびプログラミングに関連するコストがかかることがあります。
導入するのにそれなりにお金が掛かりますが、脱着に対する人件費削減と考えれば妥当な線とも言えます。
夜中回せるようにならないとメリットは薄いかと思いますが。。。
複雑なプログラミングと保守
脱着ロボットのプログラミングは専門知識と技術が必要であり、設定や調整には時間と労力がかかることがあります。また、定期的なメンテナンスや故障時の修理も必要です。
その通り!
段取り毎に設定や調整を行っており時間が掛かります。
その為100個~200個程度であれば手脱着で加工しても時間的にあまり変わらない事が多いです。
設定してる時間を考慮に入れると同じ時間くらいで加工が終わるイメージです。
修理についてはメーカーが近いおかげもあってか、問い合わせについての対処は早いです。
作業の制約
脱着ロボットは特定の作業に特化している場合があります。他の作業や変則的な作業には適していない場合もあります。また、ロボットの制約や動作範囲に合わせて作業環境や設計を調整する必要があります。
メーカーに相談してみると意外とそのままの環境でいけたりするのでまずは相談してみてはいかがでしょうか。
人間の介入の制約
脱着ロボットは自動化された作業を行いますが、一部の作業においては人間の介入が必要な場合があります。特に非構造化な状況や判断力が必要な場合には、人間の判断や対応が必要となる場合があります。
切粉噛み等の脱着ミスや工具の折れ等の管理が大変ですが、それも自動芯出しと工具折損検出装置を導入すれば問題無くなります。
人間の介入の制約は全体の加工時間の短縮に繋がるので管理者目線であればむしろメリットと捉えるべきかも?
以上が脱着ロボットのメリットとデメリットです。導入を検討する際には、これらの要素を考慮し、システムの目的や要件に適した選択を行うことが重要です。
これからの時代、人材不足に対する省力化が課題になるのでロボットでの自動化が図れるのならば積極的に導入していくべきだと考えております。
ただし、機械やロボットを扱う技術者の人財不足が一番の課題だとも考えております。
最後に一言
いろんな意味で時代に取り残されない様に試行錯誤しております。
時代の最先端を常に取り入れ続けております。
お手伝いが出来そうな案件があれば是非ご相談下さい。
どうぞご贔屓に!
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